東大卒主婦の毎日

東大を首席で卒業した主婦が日々の記録をつけるための日記です。ブログ「東大卒主婦の頭の中」も遊びに来てね→https://kirinshimauma.com

へその緒が取れるまでお風呂に入れなくてもいいよ

 昨日のお風呂の話から少し発展させて書きたい。

昨日の記事をまだ読んでない人のために要点を超ざっくりまとめると、赤ちゃんのお風呂は1週間に1回ていうのがアメリカの(親友が住んでる西海岸の地域では)常識らしい。

という話にびっくりしたんだけど、日本でも、2年くらい前は新生児のおへその消毒が常識だったけど、最近はおへそは消毒も何もせず、きれいになるまで自然放置が常識だからなー、

常識って時代によってかわるよねー、

なんて思ったよ。っていう話を昨日書いたんだ。

詳しくはここから読めるよ↓

kirinshimauma.hatenablog.com

 

で、今日書きたいことなんだけど、へその緒がどーのこーの、っていう話を読んだ親友の感想が日本人の斜め上をいっていた↓

 へその緒が取れるまでお風呂に入れなくてもいいよ

 だって。ブログ映えする素敵な感想をありがとう。これ今日のタイトルに採用ね。

アメリカ人的おおらかさの象徴のような、すばらしい模範解答?のお礼に日本人的細やかさの話でも書いておくね。

 

★☆★

 次男は生まれたときから髪の毛がフサフサだ。

どれくらいフサフサかというと、お腹の中にいた時、エコーで

「髪の毛生えてるのよく見えるねー」って言われてたくらい。(しかも里帰り前だから臨月にはいる前だ)。

生まれたときは全体に2、3センチの長さの黒々とした髪が生えていたっけ。

で、なんでいきなり髪の毛の話をはじめたかというと、日本の経産婦は出産当日を含めて5日間入院して、その間、看護師さんが毎日赤ちゃんをお風呂に入れてくれるんだけど、お風呂からあがった次男の髪の毛が毎日くしで丁寧に整えられていたのがすごく印象的だったんだ。

「生まれたての赤ちゃんは成長が早いから皮膚の皮もすごい剥けるし、手にホコリ握ってたりとかもよくあるから、毎日やさしく、でも赤ちゃんが疲れちゃうから短時間で、沐浴してあげてね」なんて言われたりもした。

少し話が脱線するけど、次男を産院では入院中の5日間の写真をいろいろ撮ってくれて、後日アルバムにまとめてプレゼントまでしてくれた。

はじめての沐浴シーンとかね、

生まれてはじめて私が抱いた時の写真とかね、

自分じゃ撮れない貴重な写真をたくさん撮ってくれていて、すごく嬉しかった。

 

★☆★

っていうのが次男出産にまつわる私の思い出。

これに対してアメリカで出産を終えた親友は

「へその緒が取れるまでお風呂に入れなくていいよ」という言葉とともに、生後1日の新生児を連れて退院したんだ。

 

kirinshimauma.hatenablog.com

そりゃ、おおらかじゃないと生きていけないわ。

前置きというか具体例というか、まとまりなく書いちゃったけど、

アメリカ人的おおらかさの感覚は日本と全然違うなぁ。

っていうのが今日書きたかったテーマなんです。表現が難しいけど。

少し前に書いた粉ミルクを2倍の濃度で作って冷蔵庫に入れておく、粉ミルクの作りおきレシピの話も読んでくれた親友の感想もすごい↓

でしょでしょ!このやり方便利でしょ!わかってくれて嬉しい!!

なんて思ったら、

うーん、おおらかだ。日本人でここまでできる人はなかなかいないぞ。

まあ、アメリカのミルクは

「水で作りましょう。熱湯は栄養が壊れるからダメよ」

ってそもそも書かれてる、って背景もあるんだけど。

やっぱり、お国柄というか文化的な背景が全然違うんだ。アメリカと日本では。

もうすでにズリバイでガンガン移動し、落ちてるものとか、畳の床とかを味見しまくってる我が家の次男のミルクを熱湯で作る意味はない。頭ではわかっているんだ。

頭ではわかっちゃいるけど、それでも、「調乳は70℃以上で」って赤字で注意書きがある日本の粉ミルクを水で調乳してそのまま飲ませる気には私もなれないんだよね。理屈じゃなくて、日本の文化的背景によって影響をうけた感情の問題だこれも。

 

★☆★

最後に風呂の話に戻るね。

といっても私自身が子供だった頃のお風呂の思い出だ。

私は小さい頃海外に住んでいた経験がある。

お風呂はアメリカ式。いわゆるユニットバスね。バスタブにシャワーがついたものだった。

バスタブにお湯をためながらそのお湯に石鹸を溶かして身体を洗い、最後にバスタブのお湯を抜いて身体についた石鹸をシャワーで流しておしまいだ。

狭いバスタブに母親と2人でいつも入っていた。

なんで2人で入っていたかというと、当時住んでいた海外のその家は、1日に使えるお湯の総量に制限があった。

お湯は夜間に専用のお湯タンク1杯分が溜まる仕組みで、そのタンクのお湯を全部使い切ってしまうと翌日まで水しか使えなかった。

だから、お風呂はいつも母親と2人でお湯を節約しながら入っていた。

しかも1日おきにしか入れなかった。

お湯が足りないので、父親と男兄弟たちが入る日と、私と母親が入る日を分けないとどうしようもなかったのだ。

で、何が言いたいかっていうと、当時まだ小さかったわたしはこのやり方が不潔だとか毎日風呂入らないなんて汚いとか、そういうことは全く思わなかった(というか毎日はいることは不可能だったしね)。

こういう環境で育ったからか、毎日風呂に入らなくてもべつになんとも思わない。

対して我が家の夫は、毎日風呂に入りたい派だ。

私も夫も、結婚前はそれぞれ一人暮らしをしていた。遠距離恋愛ってやつだ。それはさておき。

 

夫は一人暮らしの間も毎日湯舟にお湯をはって、お風呂に入ってたらしい。

対して私は基本的にシャワーで、湯舟に浸かるのは実家に帰省したときだけ。しかも冬場はシャワーすら一日おきだった。

 

同じ日本人でも、育った環境によって生活様式もずいぶん違ってくるもんだ。

週一しかお風呂に入らない環境で育ったなら、それが普通になるんだろう。

犬猫と赤ちゃんの風呂を一緒に論じるのもなんか失礼な気もするけど、犬猫を月イチでしか風呂に入れないのは普通だし、飼い猫と一緒に寝るのも普通だよね。

お風呂にいついれてたのか知らないけど、家の外にも勝手に出たり入ったりする飼い猫と一緒に寝てた祖母のこともべつに汚いと思わなかったもんなぁ。

とかいろいろと考えは膨らんで今日もまとまらないけど、もうそろそろ書き終わりたいのでむりやりまとめると、

我が家の子どもたちは、我が家の生活スタイルを「常識」として身につけながら育つのだろう。

毎日風呂に入れるのも、週1しか入れないのも、親である私達の判断次第だ。

そう思うと、子どもたちをどんな環境で育てるか、親としてちゃんと考えてあげたいなぁ。

おわり。

 

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