東大卒主婦の毎日

東大を首席で卒業した主婦が日々の記録をつけるための日記です。ブログ「東大卒主婦の頭の中」も遊びに来てね→https://kirinshimauma.com

水溶き粉ミルクが快適便利!!

最近暑い日も多くて、次男の粉ミルク、ついに水溶きにしてしまった。

 

kirinshimauma.hatenablog.com

 この記事に書いたように、2倍の濃度で作り置きしておいても簡単なんだけどさ。

大人が熱い飲み物飲まなくなったから、わざわざ粉ミルクのためだけにお湯沸かすのすら面倒くさくなって。

日本の粉ミルクもお水できれいに溶けるしね。アメリカの粉ミルクの作り方なんて、「お湯で溶くの禁止」だしね。

 

★☆★

水で粉ミルクを作ると何が快適かって、

「水を先に哺乳瓶に入れる作り方ができる」ってことだ。

熱いお湯の入った哺乳瓶に粉を入れようとすると、湯気で計量スプーンが湿っちゃうからやりづらい。

その点、お水なら湯気が立たないから、水を先に入れた哺乳瓶に粉を入れても計量スプーンが湿気ない。

っていうのと、あともう一つあって、熱湯をあとに入れるやり方だと、お湯を入れすぎたときに粉を足して調整する必要があるけど、(しかもスプーンが湿っちゃう)、水を先入れにすれば、水を入れすぎても入れすぎた分を捨てればいいだけだ。

  • 粉ミルクの計量スプーンに湿気がつかない
  • 先に水を入れる手順なら、入れすぎても水を捨てればいいだけ

このあたりの作りやすさを考慮して、アメリカの粉ミルクは水を先に入れる手順になっているのかな、って自分で作ってみて思ったよ。

kirinshimauma.hatenablog.com

「水を先に入れる」っていう手順は、科学の実験とかで厳密な濃度の溶液を調製する場合の作り方としては不正解だ。

粉の分、最終的な溶液の体積が増えちゃうからね。日本の粉ミルクのように、最後に水をチョイ足しして、規定量に調節するのが正しい。

けど赤ちゃんが飲む粉ミルクの濃度にそこまで厳密な濃度調整はいらない。赤ちゃんだって水もそのまま飲むわけだしね。

それよりも作りやすさを優先して、先に規定量の水を入れちゃう方が合理的。

 

★☆★

それにしてもさあ、「赤ちゃんに生水をあげてはいけない」みたいな日本文化の学術的な根拠ってあるのかな?

赤ちゃん用のおやつの注意書きとか見てもさ、必ず、

「一緒に湯冷ましか麦茶をあげましょう」

って書いてあって、「お水と一緒にあげましょう」って書いてるの、まず見ないよねえ??

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和光堂HPより引用  

kirinshimauma.hatenablog.com

 前にこの記事↑書いたときに、いろいろ調べたんだけど、どうもよくわからない。

「サカザキ菌」っていう、赤ちゃんが感染すると死に至る重篤感染症を起こす菌がたしかにいるんだけど、WHOの情報によると、感染者数は「10万人に1人」だし、死に至るのは新生児、それも2キロ以下で生まれた低体重児がほとんどを占めるみたいだ。

米国では、E. sakazakii感染の罹患率は乳児100,000人に1人と報告されている。極低出生体重児 (1.5 kg未満)の場合は、この率が100,000人当たり9.4人に増加する。(FAO/WHO, 2006)。*1

 

「新生児の10万人に1人が感染し、場合によっては死に至る可能性もある感染症」のリスクを下げるために、もう離乳食を食べるくらいの月齢の赤ちゃんにも湯冷ましをあげましょう、っていう話にしか私には読めない。1.5キロ以下の、小さくて虚弱な乳児でさえ、感染する確率は0.01%(1万人に1人)だ。

だから、「赤ちゃんの水」とか「赤ちゃん用の麦茶」とか言って、普通の水とか薄い麦茶を高い値段で売りつけるためのベビーフードメーカーの戦略じゃないのこれ? 

ベビーのじかん 赤ちゃんの純水 500ml×24本

ベビーのじかん 赤ちゃんの純水 500ml×24本

 

 24本まとめ買いしても、1本80円以上する。お高い。

 

★☆★

いろんな背景を調べて、(確かに10万分の1くらいの確率で感染症にかかる恐れはあるらしいんだけど、さらにそれが重症化したら死ぬ可能性も否定できないらしいんだけど、)

動き回ってあらゆるものを舐め回してる赤ちゃんに湯冷ましをあげる合理性はない

っていう判断で、水溶き粉ミルクも生水も次男にあげているようちは。生後6ヶ月以降はね。

もちろん体調を崩したこともない。

 

 

★☆★

普通に

「水溶き粉ミルクめっちゃ便利ー!!」っていう話だけでさらっと終わらせて、子供の成長記録書くつもりがこんなに長くなっちゃった。ので成長記録はあしたでいいや。

親友にアメリカの育児の話聞くまでは、「赤ちゃんには湯冷ましをあげる」っていう常識を疑うことすらしなかった。

感染症のリスクとか考えることすらめんどくさいんだよね。赤ちゃん育ててるととにかく忙しいし。赤ちゃんて弱いイメージがあるから、変なことしたら病気になっちゃいそうとか思うし。

そういう母親心理につけこんで普通のお水に「赤ちゃんの水」とかわざわざ名前つけて売るのやめてください。赤ちゃん用のお水なんて売ってるから余計「生水あげちゃいけないのかぁ」なんて思うじゃんね。メーカーの思うツボなのがくやしい。

 

きったない床舐めたり、お風呂のお湯を飲んだりしながら元気に育ってるのを見てたら、「汲みたての水道水の方がよっぽど清潔じゃん」ってすぐにわかりそうなものなのにね。WHOのガイドラインまで調べちゃうのが現実なんだな。笑

おわり。

 

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