飲ませたいときにすぐに赤ちゃんにあげられる、便利で衛生的な粉ミルクの調乳方法!!
今日ももう一回だけ粉ミルクの話書かせて。
他にも書きたいことはいっぱいあるんだよ。
一家総出のアメリカ式母乳ブートキャンプの話とか、驚きの新生児の沐浴法とかさ。
けどね粉ミルクの作り置きができるって概念が急に頭の中に入ってきたもんだから、いろいろこねくり回して考えてるんだ。
★☆★
うちの子供らは2人ともミルクも使いながら、母乳メインで育てている。
体重が増えなかった長男はずっとミルクを200cc/日追加するくらいの母乳寄りの混合。
今6ヶ月の次男は一応完母だけど、やっぱり体重の増えはあんまり良くなくて、健診で、「うーん、ちょっとミルクたしてもいいかも、ね?」くらいに言われる感じのギリギリラインだ。
あ、でも最近はめっちゃご飯食べてくれるから多分大丈夫なんだけど。
話逸れるけどついでに昨日の次男の昼食の記録。
玄米ご飯50g
豚ひき肉20g
トマト、バナナ、焼き芋、ほうれん草、野菜スープ
全部食べた。あげすぎかな、、、
アメリカの離乳食の話、いろんなサイト見てたら、「肉あげな肉!!母乳で足りない鉄分補完!!」みたいにいろんなとこに書いてるから肉多めにあげてみた。赤身肉だから鉄分多いやろ。
話がそれまくりなんだけど、何が言いたいかって、これくらいたくさん食べる子だからミルクはたぶんいらないんだ。あげても20ccくらいしか飲まないし。
でも次男のご飯はまだ1日2回だから夕食はあげないんだ。で、夕食の間、次男に静かにしててほしいからミルクを少しあげてる。
なんだけど、夕食前の忙しい時間に、どうせあんまり飲まないミルクを粉からいちいち調乳するのは面倒くさいんだ。長男のお腹空いたコールに急かされながら夕飯を準備するだけで正直手一杯。
だから、時間のあるときに粉ミルク調乳して冷蔵庫にいれておいて、夕食のときにさっさっと出せたらべんりだなぁ、でも冷蔵の粉ミルク温めるのだって時間かかるから、何かいい方法無いかなぁ、っていろいろ考えてたんだけど、いい方法思いついちゃった。
昨日やってみて、うまくいったから書くよ!!
完ミで育てる場合ももちろんだけど、我が家みたいにちょっとだけ手軽にあげたい、って時もお役立ち。
っていうのが今日書きたかったこと。前置きだけで1000字も書いちゃった。。。
WHOのガイドラインに基づく厚労省の見解
まずはこれちょっと補足しておきたいんだけど、
この記事に書いたように、WHOのガイドラインは、
- 粉ミルクは70℃以上のお湯で調乳する
- 冷蔵(5℃以下)で24時間、保存してもOK
って書かれていて、1は日本でも一般に広く知られてることなんだけど、2は日本ではまだまだ馴染みが無い。
でも厚労省が文書を出していて、5℃以下24時間の保存が安全であることは日本のトップも認めている。
WHOのガイドラインの和訳もここにあった:乳児用調製粉乳の安全な調乳、 保存及び取扱いに関するガイドライン
実際、NICUとかでは業務を円滑にするために粉ミルクの作り置きがされているみたい。
以上、一般人には広まってないけど日本でも作り置きが実は認められてたよ、っていう話がまず一点目ね。
簡単に飲ませられる粉ミルクの作り置き方法
粉ミルク、作りおきしておいても、冷蔵保管は必須だし、となると飲ませる前に温めなくちゃいけない。
この温めに電子レンジは使用禁止だ。でも湯煎は時間かかる。
温乳器なるものも市販されてて、アメリカではメジャーっぽいけど、こんなのわざわざ買うのもなぁ、、、
とかいろいろ考えてて思いついたのが、
- ミルクを2倍の濃さで調乳して冷蔵庫に入れておいて、
- 飲ませる直前に熱湯で倍に希釈すれば、
すぐに飲みごろの温度になって便利じゃね?ってこと。
やってみたらうまくいったから、我が家はしばらくこの方法でいくわ。
毎日60ccくらいしか我が家は使わないから、いきなり哺乳瓶でつくるけど、完ミでやる場合も大丈夫な気がする。1リットル分の粉を500ccのお湯に溶かして冷蔵しておいて、赤ちゃんにあげる直前にこの濃縮ミルク100ccと熱湯100ccを哺乳瓶に入れるイメージだ。粉から作るより簡単で、すぐ飲める温度になる。
2倍の濃さの調乳って大丈夫なの?
この方法のネックになるのはここだ。ミルクを通常の2倍の濃さで作って、ちゃんと溶けるのか。冷蔵庫で冷やしても粉が沈殿しないのか。
結論からいうと大丈夫だった。昨日やってみた。きれいに溶けたし、冷蔵庫に朝から晩までいれておいても、分離もしなかったし沈殿もなかった。写真だとわかりにくいけど一応貼っておく。見た目は普通に調乳したミルクと変わらない。
まあ一回やってみただけだし、このミルクは和光堂の「はいはい」だけど、他のミルクだとどうなのかわかんないなぁ、とおもって、ざっとググってみたんだけど、
「ミルクを間違って2倍の濃さで作って飲ませちゃった!!」
っていう話は(ネット上では)よくある話みたいで、大手ミルクメーカーのQ&Aにも取り上げられていた。
知恵袋とかにもあったし、完ミで1ヶ月間全然気づかずに倍の濃さのミルクをあげてた、みたいな話もあるから、きれいに溶けるのはたぶん間違いないだろう。
キューブタイプでも溶けるみたいね。
ってかんじ。日本の粉ミルクなら倍の濃度で原液作っても大丈夫そうだ。
実際の調乳方法を写真付きで解説するよ
昨日写真撮りながらやってみたから書くね。写真は出来上がり量60ccだ。
①粉を瓶に入れる
出来上がり量60ccで作ってるから哺乳瓶にスプーンで粉はかった。3杯分ね。
1リットル作りたい場合は大瓶にキッチンスケールでグラムではかる方が簡単だろう。スプーン1杯(20ml分)あたり2.7グラムだから、出来上がり量1リットル作る場合なら135グラムだ。
②出来上がり量の半分の量の熱湯を入れる
粉の量に対してお湯少なっ!!ってかんじだったけどきれいに溶けた。
1リットル作りたかったら135グラムの粉に500cc熱湯を注ぐ。
③冷水で十分に冷やしてから冷蔵庫へ
冷却時間を短くすることが大事だ。1リットルまでだったらまとめて作っていいよ、ってWHOのガイドラインにも書いてある。
大きな容器に入った調乳後の粉ミルクは適切に冷却されないことがあり、有害細菌の増殖を招く可 能性がある。従って、大きな容器での冷却あるいは保存は勧められない。
- セクション 2.1.4. のステップ 1~7 に従って行う。哺乳用コップを使用する場合は、洗浄し滅菌した容 量 1 リットル以下のふた付きのビンか容器の中で調乳する。調乳した PIF は、ふた付の容器で冷蔵し、 必要に応じてコップに分注することもできる。
- 冷却した粉ミルクは、専用の冷蔵庫に保存する。冷蔵庫の温度は、5°C 以下に設定し、毎日モニ ターする。
- 調乳した粉ミルクは、冷蔵庫で 24 時間まで保存できる。
WHOのガイドラインの和訳(厚労省)より引用。
我が家は哺乳瓶にラップして冷蔵庫に入れておいたよ。
④赤ちゃんに飲ませる直前に熱湯で2倍に希釈する
昨日は出来上がり量60ccで作ったから熱湯を30cc足した。
全部で60ccしか作ってないし、哺乳瓶もキンキンに冷たかったから、体温よりもだいぶぬるくなったけど、次男は飲んでたよ。
大ボトルに原液を作って、飲ませる直前に原液100mlと熱湯100mlを哺乳瓶に入れるのでももちろんOK。
⑤赤ちゃんにあげる
この方法なら、すぐに飲み頃の温度になるから赤ちゃんを待たせなくていいのが最高だ。
大人が夕食を食べてる間、哺乳瓶を次男に持たせて床に仰向けに寝かせるんだけど、20ccくらい飲んだらすぐこうなっちゃう。残りは飲まない。
だから粉ミルクいちいち作るのもめんどくさいんだけど、何もあげないと騒ぐし、きゅうりスティックとかかじらせてみたりもしたんだけど、次男は歯がしっかり4本生えてて、大きくかみちぎって飲み込みそうになるからこわい。
哺乳瓶の乳首は噛まれてボロボロになっちゃうけど、作りおきミルクをあげる作戦でしばらくやってみるつもり。
最後にまとめ。1リットルの作り置きミルクの作り方!
出来上がり量1リットルのミルクをまとめて作る場合のミルクの作り方を書いておくね。ちなみに、先日の記事でも引用した、この朝日新聞の記事を信じるなら、哺乳瓶の消毒も生後3ヶ月くらいまで、1日1回やれば十分だ。
2倍の濃度でミルク原液を作り、飲ませるときはこの原液を好きな量哺乳瓶にうつして、同量の熱湯で2倍希釈すればいい。
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清潔な容器に135グラムの粉を量って入れる
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熱湯500mlを1に注ぐ
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冷水につけてすぐに冷ます
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蓋をして冷蔵庫に入れる
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飲ませる直前に飲ませたい量の半量を哺乳瓶に移し、同量の熱湯を加えて軽く混ぜて完成!
クックパッドとかで話題にならないかなこういうの、、、笑
離乳食の便利なフリージング術!じゃなくて粉ミルクの便利な作りおき術!
あとさ、アメリカでは「ミルクは消化が悪いので3時間以上間隔をあける」っていうルール?も無いらしい。
冷蔵庫にこのミルクの原液いれといて、赤ちゃんがほしいタイミングでちゃっと熱湯足してあげたら、母乳とおなじような感覚で授乳できるじゃんね、と思った。
おわり。
【追記】この記事を読んだ親友の感想。
うちはそもそも常温の水でミルク作ってそのままあげてる!笑
だそうです。さすが!!
【追記】うちもこのごろは水溶き粉ミルクあげてるよ。水溶きがやっぱり手軽でいいね。
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