子供の命名@アメリカ
アメリカ在住の親友と子供の命名の話をしていて、面白かったのでブログに書き起こしておく。
日本人がアメリカ人と結婚して子供が生まれた場合、子供にどういう名前をつけることができるのかという話。
わかりやすいように具体的な名前の例を挙げながら書くけど、全部テキトーに考えた仮名だよ、ということだけ一応最初にお断りしておく。
★☆★
まず国際結婚した親友のケース。
「田中夏子」が「Sawyer(ソーヤー)」というアメリカ人と結婚して、改姓。
彼女の日本名は「田中夏子」から「ソーヤー夏子」にかわる。
で、ソーヤー家に生まれた子供に「Lisa(理沙)Emily」と名前をつける。
アメリカはミドルネームもつけるから。
すると子供のフルネームは英名では「Lisa Emily Sawyer」、
日本名は「ソーヤー 理沙」となる。
「ソーヤー 理沙・エミリー」っていう日本名を届けることもできるらしいんだけど、「ソーヤー理沙」に親友は決めた。
ここまでは日本人の私にもわかりやすい。
- 結婚したら旦那さんの姓に改姓して、子供も旦那さんの性を名乗る。
- 日本ではミドルネームを使わない。
っていうケースだよね。
★☆★
ここからが面白いなと思ったんだけど、アメリカ人と国際結婚をした場合、
「日本姓を改姓しない」という選択もできるらしい。
つまり、結婚後も日本名「田中夏子」のままでいるということね。
このケースで子供(Lisa Emilyと名付ける)が生まれたらどうなるか。
英名は「Lisa Emily Sawyer」、
日本名は母親の姓を名乗って「田中理沙」になるんだって。
ここまでも日本の常識とは違うけどまあ理解できるよね。
★☆★
親友の話はまだ続く。
国際結婚をした夫婦の子供の名付けを考えるときに、
「Lisa(理沙)」のように日本語でも英語でも呼びやすい名前をファーストネームにつけてあげる夫婦も多いんだけど、
「ミドルネームを日本名にする」っていう選択をする夫婦も一般的らしい。
つまり例えば「Laura Aoi(葵)」みたいな感じで。
この場合英名は「Laura Aoi Sawyer」。
日本名は母親が改姓してれば、
- 「ソーヤー ローラ・葵」
- 「ソーヤー ローラ」
- 「ソーヤー葵」
の3つから選べて、改姓してなければ、
- 「田中 ローラ・葵」
- 「田中ローラ」
- 「田中葵」
の3つから選べるぽい。
(という話だと親友の話を総合すると解釈できる。)
★☆★
選択肢がたくさんあって難解になってきたけど、要するに私が驚いたのは、
親が日本名を改姓しなければ、
同じ子供が、
アメリカでは「Laura Aoi Sawyer」
日本では「田中葵」
って名前を持てるってこと。
この解釈であってるのかな・・・?
例えばさ、アメリカで生まれたローラちゃんがローラっていう愛称で呼ばれながら大きくなって小学校に上がるまでアメリカで育ったとする。
親の都合で今度は日本で暮らす事になり、ローラちゃんは
「田中葵」として日本の小学校に通う。
体操着とかリコーダーとか学用品は全部「たなかあおい」って名前をつけるんだ。
友達や先生からは「田中さん」「あおいちゃん」みたいに呼ばれるだろう。
で、そんなこんなで小学生時代を日本で過ごし、また親の都合でアメリカにもどる。
そしたら今度はまたローラローラ呼ばれながら学生時代を過ごす。
さて、そんなローラちゃんが大人になり、日本とアメリカを行き来する仕事についたとする。
そしたら彼女の仕事上の名前ってどうなるのかな?
自分で選んで一つに統一するの?複数の名前を使って仕事をする?
さらにローラが結婚したら名前はどうなるんだろう?
日本人と結婚するか、アメリカ人と結婚するか、どこの国で婚姻届を出すかで事情が変わってきそうだよね。
そしてもしローラに子供が生まれたらその子の名前は・・・?
みたいに考えるとめっちゃ複雑だなって思って。
いろんな選択肢が選べるのはいいことである反面、考えなきゃいけないことも多いから大変な面もあるね。
日本で夫婦別姓が認められていないのもいろんなルール作りが進まないんだろうな。
まぁ制度上はいろんなことが可能になっても、話をわかりやすくするために、
- 夫婦で同じ姓を名乗り
- 子供には日米両国で親しみやすい名前をつける
っていうふうにする夫婦は多そうだ。
今後国際結婚の数も増えていくだろうしね。
おわり。
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