東大卒主婦の毎日

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カモのお母さん、6児ワンオペ育児お疲れ様です。

昨日書ききれなかったことを書こうかなあ。

kirinshimauma.hatenablog.com

昨日はこのタイトルの通り、パパの家庭参加って難しいよね。

育児参加も、子供の性格に左右される部分もあるから、というかなんだかんだ言って子供はママがやっぱり大好きだからむずいよね。

みたいな話を書いたんだけど。

 

なんで突然昨日こんな話を書いたかって、一昨日が日曜日で夫がいたのに次男の手が全然離れなくてあーあって思ったのが一つ。

それと週末に長男と散歩に行ったとき、近くの水路にカモの親子がいて。

カモのお母さんが6羽の赤ちゃんガモを連れていたのね。かわいいねぇ、なんて言いながら長男と一緒に水路沿いを歩いてしばらく追いかけてたんだけどさ。

カモのお母さん、6児ワンオペ育児お疲れ様です。

なんて思って。

ヒトは一度に6人の赤ちゃんを一人で抱えることはまずありえないし、パパも少なからず協力して一緒に子育てしてくれるからそれだけでありがたいのか。

2人のワンオペ育児で文句言ってちゃダメだな。とか考えたりもして。

カモの赤ちゃんには「パパ」という概念はおそらく存在しないし、カモのお母さんもワンオペ育児が当たり前なんだよね。

「パパの育児参加が足りない」なんて不満を覚えるのはヒトくらいなのかもしれないな。

 

★☆★

我が家は私が専業主婦やってて、育児の実務の大半を引き受けてるから、育児方針を巡る衝突がない、っていうのがいいところかもしれない。

私立幼稚園に入れようが公立に通わせようが、100万円の英語教材を買おうが、私が夫に自分の意見を論理的にプレゼンできれば、なんでもたぶんオッケーだ(と思う)。

そのかわり、難しい判断も全部やらなきゃいけない。離乳食の進め方、トイレトレーニング、イヤイヤ期対応、その他育児をしてるといろんな意思決定が必要だ。

 

 母親がほぼすべての育児の雑務と育児に関する意思決定を担う、我が家みたいな家庭もあれば、

「母乳をやめて完全ミルク育児にすれば、父母が平等に育児を担えるのに」ってパパに主張されて、母乳育児を続けたいママは困ってるっていう話とか、逆に、

「赤ちゃんは母乳で育てるのが一番。母乳が出るんだから母乳育児頑張りなよ」ってパパに言われて、母乳をやめたいママが困ってるパターンもある。

「夫婦間で違う価値観は尊重できても、子供のことになるとパパもママも譲らないから親としての意見のすり合わせが難しい」みたいな悩みをもつ家庭もある。

「夫婦で子供の教育方針を一致させたい」って悩んでる家庭も、必ずしもパパは育児に協力的じゃなくて、「パパは趣味を楽しむ時間があるのに、私ばっかり育児に時間が取られて、私には自分の時間が本当にない」っていう悩みもママが同時に抱えてたりする。

 

複雑だ。やっぱりパパの家庭参加、育児参加は難しいね。

協力がゼロ、っていうのは論外だし、かといって母乳のことまで口出しされても困るんだよなぁ。

パパがいくら育児したくても、子供はやっぱりママが一番だしねぇ。

 

★☆★

 私は結婚して子供を持つまで、かなりガッツリ趣味にのめり込んでいた。

趣味って楽器の演奏なんだけどさ。

プロの先生のレッスンも5人以上受講した経験があるし(継続的に教わってたのは3人かな)

マチュア楽団にもいくつも所属していた。オーケストラだったり吹奏楽だったりもっと小編成のバンドだったりいろいろね。掛け持ちもしながら。

会社員時代は定時で会社を脱出し、毎日3−4時間楽器の練習をしたり好きな音楽を聞いたり楽団の練習に参加したり個人レッスンに行ったり。

好きな先生のレッスンには新幹線で通ったし、ボーナスが出たら新しい楽器を買った。

週末はほぼ全部、楽団の練習か、演奏会を聴きに行くか、何かの本番で演奏してるか。

 

 みたいな感じでのめり込んでいた演奏活動なんだけど、結婚して、引っ越して、妊娠して、出産して、また妊娠して、出産してっていうライフイベントが立て続けに起こる中でだんだん縮小されていき、現在は一つだけ楽団に所属して、ほそぼそと続けてはいるけど、普段練習する時間はまったくない。

このブログを書くかわりに練習してもいいんだけど、今は楽器の練習よりもブログを書くほうが楽しいんだ。毎日決まった時間がまとまって取れないと練習ってあんまり楽しくないんだよね。ブログ書くのは途中で中断が入っても楽しめるんだけど。

 

というわけで趣味に割く時間が激減しちゃったんだけど、別にこれでもいいや、って思ってる。

子供の世話を誰かに頼んでまで、やりたいことが無くなっちゃった。

子供の世話って、特別にやりたいことじゃなくて、どちらかというとやらなきゃいけないことの部類にはいるんだけど私の中では。

毎日24時間子供のためにいつでも動けるように待機している生活。

子供たちをパパに預けて外出することだって現実的には可能なんだけど、

泣き叫ぶ次男をパパに預けてまでやりたいことなんてない。

 

★☆★

「子供を預けてまでやりたいことがない」

っていうのが私の個人的な気持ちなんだけど、多かれ少なかれ、母親ならこういうふうに考えるんじゃないかなぁ??

本能的に自分よりも子供を優先してしまうというか。子供優先が当たり前なのね。

夜中だって子供が泣いたら自然に目がさめる。もっと言えば、子供が動く気配だけで起きられる。

自分が起きたいから、子供の世話をしたいから、起きるじゃないっていうとこがポイント。

本能的に起きるように体が設計されてるから(仕方なく)起きる。

 

でも、パパはちょっと違う。

子供が夜中に起きて泣いても絶対目覚めない。

平日は仕事が一段落するまで残業し、家のことは後回し。

休日も子供をママに預けて自分の趣味のために外出する。

これを、ごく当たり前のこととしてできちゃうんだよねパパは。

だからママは不満を覚えることが多い。

 

★☆★

「男女平等」っていうのはさ、先進国のごく一部の人間が言い出した理想であって、それに近づこうとするから苦しみが生まれる。

男女平等なんて生物学的には大ウソだ。

男性はどう頑張っても、自分のお腹で子供を育てることができない。

だから生まれた子供が絶対的に自分の子供だって証明したかったら、現代科学のちからをフルに活用して、遺伝子を調べないと無理だよね。

女性はその点、自分の体内で子供を育てるからさ、生まれた子供は100%自分の子供なわけ。生後取り違えが起こらない限りは。

だからさ、「確実に自分の子孫を残す」っていうことに関しては女性が絶対的に有利なのが自然の摂理で、

「もしかしたら自分の子供じゃないかもしれない赤ちゃん」を育てることは生物学的には非合理的だから、男性には子育て本能がない。

一方で「確実に自分の子供だとわかっている赤ちゃん」を保護して育てることは、自分の遺伝子を後世に残すために、生物学的に合理的な手段だから、女性は本能的に子供を守り育てようとする。感情がついていかなくても本能的に世話ができちゃうんだよねぇ。

 

とか考えたり、ワンオペで6羽の子を育てるカモのお母さんとか見てるとさ、

男に少しでも子育てさせようと考えること自体が女性のエゴなのかもしれない。

「アンタの子供なんだから」っていくら女性が主張しようと、それが実際に結果論的には正しくとも、男性にとっては「自分のお腹から出てきたわけじゃないからそんなの知らん!」って感じかもしれない。

 

★☆★

だからさ、男女は原理的に不平等であって、平等に育児に関わることなんて100%不可能。

女は気分的には乗らなくても本能的に自然と子供の世話を焼いちゃうんだけど、男にはそんなことはできない。男に出産が不可能なのとまったく同じ理屈だ。

女は子供のためなら本能で自分の気持ちを抑えられるんだけど、男は理性で頑張って抑えることしか多分できないんだね。かわいそうだ。

 

だから私も夫に、「やりたいやりたくないの問題じゃなくて子供泣いてるじゃん。世話しなさいよ。」

って言いたくなるときもあるんだけど、そういうときは、

ああ、私はいま、夫に「アンタが出産を代わりなさいよ!」みたいなめちゃくちゃな要求をしてるんだな、って冷静になることにしてる。

「なんで子供泣いてるのを放置してゲームしてても平気なの!?」っていうイヤミは 、

「なんでアンタは母乳が出ないの!?」って怒るのと本質的には同じことなのかも。

あるいは、朝が苦手でどうしても起きられない人に、「なんで起きられないの!?信じられない!?」みたいに怒るのと近いかもね。そんなこと言われたって眠いもんは眠い。夜型体質だとしか言いようがない。みたいな。

 

だからどうしたらいいのか、っていうのはわかんないよ。

というか正解はないよね。各家庭次第。

おわり。

 

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