東大卒主婦の毎日

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100万円の夢を売る商人:ディズニーの英語システム無料体験の感想

来たよ。ディズニーの英語システム(DWE)の無料体験。  

kirinshimauma.hatenablog.com

100万円の高額商品の訪問販売。

その営業トークを見せてもらった。

 「みんな何に期待して、DWEに100万円払うの?」

っていうのがまずもってめちゃくちゃ疑問だったんだけど、だからここから書こうかな。100万円のお値段の対価。

100万円払って得られるモノ。これがめっちゃ抽象的なモヤモヤなんだ。笑

  • ディズニーの英語システムを生活の一部として取り入れて育児をすることの喜び
  • 英語で思考ができる、視野を広く持った子供を育てるという夢

 って感じかなぁ言葉で表現すると。

「ディズニーは皆に愛される素晴らしいキャラクターですよ。アンパンマンとは違う。大人もディズニーが大好き。だから大人になるまで長く楽しめるんですよ。楽しいですよ英語育児。」

っていう「DWEを使った育児プロジェクト」みたいなものを売ってるのがまずひとつ目。

「小さい頃から英語で遊ばせることで、英語脳が作られる。英語脳の形成は、始めるのが早ければ早いほどいい。小さい頃からDWEに触れ、イベント等に参加して視野を広げてあげると、子供は自ら海外に興味を持って、英語を楽しいと感じてくれる子に育ってくれる。英語を勉強しなくてもよくなる。英語を早くから学ばせることで日本語での思考能力もむしろ培われ、言語能力自体の発達も早くなるからこそ、5歳で英検2級に受かる子もいるんですよ。」

 っていう、「日本語も英語も堪能な子供が勝手に育つ環境(が作れるという夢)」を売ってるのが2つ目だ。

伝わるかなこの説明で?

 

要するに、

「子供が自ら楽しく日本語も英語も堪能になる環境を買いませんか?ローンを組んで、毎月1万円くらいの習い事感覚でできますよ。スタートは早ければ早いほどいいっていうのが脳科学の常識。迷ってる時間すらもったいない。毎月1万円、ママの裁量でやりくりして、契約しちゃいましょう!将来通わせる、英語塾の費用なんかとは比べ物にならないくらい安いですよ」

「お客様のニーズに合わせて、いろんなパッケージをご用意していますから、30万円くらいの予算でもはじめられます。ただし、こちらが提供できるプログラムも限定的になりますので、お子さんは疑問文の理解くらいまでならできるようになるかな、という感じだと思います。」

「いろんな教材がありますし、いろんなパッケージがあります。やってみなきゃわかんない、っていうのが本当のところだと思います。だから一旦冷静になって考えて、価格表を見て、(この説明を聞かずに値段だけを見た)旦那さんのネガティヴ・コメントとか聞いたら多分契約できないと思うんですよ。今日させていただいたお話もすごく盛りだくさんな内容なので、一晩寝たら奥さんも結構忘れてしまうと思いますし。だから契約するなら今なんです。英語学習適齢期にあるお子さんのためにも迷ってる時間がもったいないし、迷ったら多分契約できないと思います。」

みたいな感じ。ぜんぜん「要するに」じゃないねこれ。笑

 

★☆★

ここまで読んで、「DWEやりたい」って思う人いるかな?

たぶん、抽象的な概念ばっかりごちゃごちゃ書いてあって、読むの自体がそもそもめんどくさいし、ぱっと読んだだけじゃよくわからんと思う。

ちゃんとじっくり3回くらい読んでくれたとしても、

「うーん、よくわからん。これに100万円?」

みたいな印象じゃないかなぁ。

 

だから契約する人は、

「100万円は安いですよ」

「今始めなきゃ損ですよ。毎月1万円をやりくりできればはじめられますよ」

「会員サポートでわからないことは何でも聞けますので大丈夫です」

っていう言葉とともに、

素晴らしい教材の具体例と、それに食いつく子供を目の当たりにさせて、

勢いで契約させる、っていうのがDWEセールスの真髄だと思う。

「冷静になったら契約できないと思います」ってはっきり言ってたしなぁ。

長男はめっちゃ興味津々だった。ミッキーマジックペンをエンドレスにやりたがってた。

英語教育という観点はもちろん、児童心理学みたいな観点からも研究され尽くして、40年間、テクノロジーの進化とともに進化し続ける、教材自体は本当に素晴らしいものだったよ。

 

★☆★

  • 素晴らしい内容の山積みの教材を使いこなし、
  • イベントや、電話レッスンとかも利用しまくり、
  • インターナショナルスクールなどと併用でDWEを利用する家庭も多く、
  • 毎日家ではDWEのCD、DVDを10年くらい流し続けたら。

ここまでやれば、英語はできるようになるよたぶん。毎日毎日英語漬け。

現実的には、ここまでやるのって相当大変だよね?

DVD育児&スマホ育児(スマホアプリでレッスンする)は当たり前。

常に常に英語をかけ流しながら遊ぶ毎日。

子供がアンパンマンとかを見たがっても、アンパンマンを見せる傍ら、別のモニターで親がDWEを見てればいいんだって。

 

「DWEがあるキラキラした毎日」っていう夢は、裏をかえすと、「英語漬け、スマホ育児、DVD育児の毎日」っていう現実なんだ。

こういう生活をリアルに想像し、疑問を持っちゃうと契約できないのがDWEだ。

そういう疑問を持たないうちに勢いで契約を迫るのがDWEセールス。

 

★☆★

具体的な契約者の数とか、数字は教えてくれないんだけど、パンフレットに「40年以上の実績で100万人以上の子供に愛される」って書いてある。

直近5年の卒業生の数っていうのは見せてくれて、それが毎年400−500人。

5年前より昔の数字はわかんないから、仮に毎年500人が卒業するとすると、40年間で、

500×40=20000人だ。

40年間の卒業生の合計は2万人。

40年間の愛用者数は100万人以上。

愛用者100万人の子供のうち、卒業までやるのは2万人。2%だ。(この数字の解釈、正しいかなぁ?)

残りの98%は卒業までいかない。DWEの用意したプログラムの一部をかじるだけだ。

「いろんなニーズのお客様がいて、全ての人が卒業を前提としたプログラムを契約してるわけではありません」

っていうのがDWE側の言い分で、確かにそうなんだろうけど、一方で、

「卒業を目指して自然に英語で遊ぶ中で、英語ができるようになりますよ」っていうのがDWEのセールスポイントなんだよね。

つまりみんな夢を衝動買いするけど、夢を実現する人は多めに見積もって2%にも満たないくらいかな。

 

★☆★

100万円で夢を買いたい人は買えばいいと思うんだ。

100万円は夢の値段なの。

夢を実現するかどうか、DWEが提供するプログラムに忠実に、毎日英語漬けDVD育児スマホ育児するかどうかっていうのは、DWEのユーザー個人次第。

 

※以上の話はすべて個人的な印象です

おわり。

 

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