東大卒主婦の毎日

東大を首席で卒業した主婦が日々の記録をつけるための日記です。ブログ「東大卒主婦の頭の中」も遊びに来てね→https://kirinshimauma.com

使いたいときに使えないトイレ

昨日もいろいろあった。

  • トイレの便器と壁の間の狭いスペースに勝手に入り込んで予備のトイレットペーパーを食べてた次男を引っ張り出したり、
  • 椅子によじ登って居間の電気のスイッチをつけたり消したりしてる長男を現行犯逮捕したり、
  • 階段につかまり立ちしてスクワットしてる次男を発見して慌てたり、
  • ちょっと目を離したすきに次男のまぶたが腫れてて焦ったり、

詳しく書くとこの4事件だけで2000字くらいは書ける気がする。けど毎日日記ばっかりでもつまんないし今日はもういいや。

それより今日は外出先のトイレに物申す話でも。

kirinshimauma.hatenablog.com

 先日のこの記事で、1−2歳児の理想のトイレは、

  1. 靴を脱いでも大丈夫なくらい床がきれい(またはおむつ交換台がある)
  2. 服と靴を着脱したり、便器に乗せおろししたりの介助に十分なスペースがある
  3. 子供の手が届く洗面台がある

 の3条件が大事、みたいに書いたんだけど、これを満たす外出先のトイレはホントに無い。

というかさ、せめて、

「便器のそばにオムツ交換台がほしい」んですけど、この願いすら聞き入れてくれないトイレが多すぎないか?

特に男性トイレ!!!!

 先日来日した、アメリカ在住の親友も、

「日本て男性トイレにおむつ交換台ないの?アメリカは男女両方のトイレにあるのが普通だよ。」みたいに言っていた。

私の居住地のまわりは、男性トイレにオムツ交換台は無いのが普通。

ゼロとは言わないんだけど、男性トイレにおむつ交換台があったら、それだけでめっちゃ嬉しくなるくらいには珍しい。

って書くと男のトイレ覗く変態みたいにも読めるから補足すると、男性トイレにオムツ交換台があれば、夫に長男のトイレ介助を頼めるからだ。

オムツ交換台のないトイレだと、片手で長男を抱きつつ、もう片方の手で靴とパンツを着脱する必要があるから、めんどくさい。それだったらオムツ交換台のついてる女性トイレで私がやるよ、って言わないわけにはいかない。補足終わり。

 

東京都内とかだとまた事情が違うのかなあ?

 

★☆★

「女性用トイレだけおむつ交換台がある」っていうよくある場所に

  • パパ
  • ママ
  • 長男2歳オムツなし
  • 次男0歳オムツあり

の家族4人でいったらどうなるか。4人がトイレを済ませる手順は、

  1. パパが一人で男性トイレで済ませる。ママは0歳2歳と一緒に外で待つ。
  2. パパに0歳を預ける
  3. ママが2歳を女性用トイレのオムツ交換台に乗せて下半身裸にし、介助しつつトイレさせる
  4. 2歳をパパに預けて0歳(&新しいおむつの入った荷物)をママが引き取る
  5. ママが女性用トイレでおむつ交換
  6. 0歳と荷物をパパに預ける
  7. ママが一人で女性用トイレで済ませる。パパは0歳2歳と一緒に外で待つ。

みたいな感じになり、皆がトイレを済ませるだけでやたらと時間がかかる。

だから現実的には

  • 紙おむつの次男はうんちをしない限り替えない
  • ママと2歳は一緒に用を済ます(個室の鍵をあけて外に出たがる2歳を懸命に静止しながら)

みたいな工夫をしながらのりきるんだけど。

 

★☆★

これが、「広い多目的トイレ(男女兼用)が一つ空いている」だけで状況が劇的に改善する。

多目的トイレは家族4人で入っても広いし、全員が1度に用を足せる。オムツ交換台もあるから次男のおむつ交換も同時にできるし、長男の服の着脱も容易だ。

手の空いている一人が、子供2人を見張りながら、子供2人の介助をし、自分たちも順番にトイレを済ませればいい。

 

全部一度にすむから簡単だし、「次男のオムツからうんちが漏れてる!!」みたいな状況でも安心だ。

これが女性用トイレにしかオムツ交換台がない場合、パパはトイレの外までしか一緒に来れないから、ママは一人で、

  • うんちの漏れた子供
  • 新しいオムツとウエットティッシュ
  • 着替え

を全部抱えて、一人でトイレに行って全部なんとかしないといけないのがマジで大変。

パパも一緒にいるのに。こういうときこそ体も大きく力のあるパパの出番でしょ、いやせめてパパが荷物だけでも持ってくれると楽なのにな、

とか思うけど、

「パパが近づけるオムツ交換台がない」という現実。なんとかならんのかな。

 

★☆★

そんなわけで多目的トイレ便利ー!!って話に戻るんだけどさ、

「便利だからみんな使いたい→使いたい時に使えない」って問題が発生しがち。

我が家みたいにトイレ介助の必要な乳幼児を複数抱えた家族はたぶんみんな使いたいし、いろんな事情で普通のトイレが使えない人たちだっているからこその多目的トイレ。

いろんな事情を持つ人のための多目的トイレだから、一度ふさがっちゃうと、用が全部済んで次の人が使えるまでにけっこう時間かかる。家族4人で使ったりするからね。

だから、

「使いたい時に使えないトイレ」

っていうのが、多目的トイレあるあるになっちゃってるんだけど、これも結構問題じゃない?行きたい時に行けないトイレ。しかも乳幼児とか社会的弱者にやさしいはずの多目的トイレ。

 

★☆★

長男が起きちゃったんで本日のまとめにかかると、

「ちょっと狭くていいから、男女両方使える、個室トイレ増やしてよ」

ってこと。

  1. 男性専用の小便器コーナー+洗面台
  2. オムツ交換台と便器と洗面台がセットになった、男女兼用の個室たくさん
  3. 広い多目的トイレ1個

男性トイレと女性トイレにスペースを2分割するよりも、この3点セットでトイレを構成するほうがいいような。

男性トイレの個室スペースの部分と、女性トイレ全体をすべて、「少し大きい個室」に作り替えるイメージ。

 

女性専用の洗面台スペースよりも、ぎりぎり車椅子でも入れるくらいの大きさの個室をたくさん作るほうが優先度高いよね?

「トイレで用を足す」

っていうのはすべての人に保証されるべき基本的人権。女性のお化粧直しとは優先度の次元がちがう。

「お化粧直しスペースはガラガラなのに、1個しかない多目的トイレはずっと使用中」っていうトイレに遭遇するたびに複雑な気持ちになる。

おわり。

 

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